ステーキハウス88【沖縄】|ウルグアイ産ビーフを沖縄で初めて導入した有名老舗ステーキ店
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-6-5.jpeg)
沖縄ステーキ文化を牽引し続けるステーキハウス88
いまや日本国内に留まらず、世界中から訪問客が訪れる観光立県の沖縄で、2019年のウルグアイ産ビーフの輸入再解禁後、いちはやく自社レストランの目玉ステーキメニューとして導入したステーキハウス88 辻本店。独自のステーキ文化が根付く沖縄県で40年以上に渡り本場アメリカンタイプのステーキを提供する同店はオープン以来、リーズナブルな価格でボリューム満点のダイナミックなステーキを一貫して提供していることで有名だ。一年中、国内外問わず多くの観光客が来店する沖縄県民なら誰もが知る行列の絶えない人気店である。
ステーキハウス88は、常にお客様にベストなビーフステーキの提供を怠らないことが信念のひとつである故、「南米牛のおいしさは世界最高クラスと以前から興味を抱いていた」「ウルグアイ産ビーフは赤身肉の旨みが強くステーキハウス88が求める理想のお肉であった」と、沖縄県では初めて、日本全国でも2番目という早さでウルグアイ産ビーフの導入を決定した。現在1番人気の目玉メニュー「テンダーロインステーキ」にもウルグアイ産ビーフが使用されているというステーキハウス88について、紹介していきたい。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-8-2.jpeg)
アメリカ軍の厳格な審査Aサインに合格し、将校や軍人向けの飲食店として開業
1972年以前、米軍統治下であった沖縄県には多くの米軍兵が居住していた。「Aサイン」とは米軍統治下時代に、米軍が発行した営業許可証であり衛生面などの厳しい審査に合格した店のみに発行されたクオリティの高さを証明する証。AサインのAは「Approved(公認)」という意味でありステーキハウス88の前身にあたるCLUB88(クラブエイリーエイ)は、このAサインを持つ上級な飲食店だった。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-5-5.jpeg)
CLUB88は故郷を離れて過ごす米軍兵のために当時アメリカで大流行していたCABARET88(キャバレーエイティーエイト)のような場所を作りたいという思いから、1955年の沖縄本土復帰前に開業された。店では食べ応えがありながらも、脂身は少なめというアメリカ人好みの赤身肉のステーキを提供し人気を博した。それが、現在のステーキハウス88の原点である。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-3-8.jpeg)
沖縄県でステーキ文化が生まれた理由
1972年にAサインが廃止されたことを受け、CLUB88は1978年にステーキハウス88として生まれ変わり、現在の辻本店がオープン。当時、日本の庶民にとって牛肉は「高級品」だったが、沖縄県では「復帰特別措置」で輸入牛肉の関税が本土より優遇され価格が抑えられていた。その為、沖縄では牛肉がリーズナブルな価格で楽しめるとして全国へ認知が広がり、観光ブームと共に沖縄ステーキのレストラン商圏が確立。ステーキハウス88はそのブームを牽引する存在として、一気に有名店へと飛躍した。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-4-5.jpeg)
ステーキハウス88の理想に合致したウルグアイ産ビーフのテンダーロインステーキ
ステーキハウス88の1番人気メニュー、それがテンダーロインステーキ(ヒレ肉)である。この花形メニューにはウルグアイ産アンガス牛のテンダーロインが採用されている。NYステーキなど高級店で使用されることで有名なアンガス牛だが、ウルグアイ産の牛は太陽の下、天然牧草で恵まれた環境で飼育されるため、牛自体の健康と筋肉バランスが良好となる。そのため飽和脂肪酸が少なく、赤身の旨みが凝縮されていると評価が高い。
ステーキハウス88ではシェフがステーキを適度に焼き上げたあと、熱々の鉄板皿にステーキをのせて客席へサーブする。予熱で肉汁が蒸発し、弾けてしばらく鳴り止まない音。そして、焼き上げられたステーキの香りがテーブルに充満するとジャストタイミングで食べ頃の状態になる。ジュージューという振動がナイフから伝わる中、ステーキをカットし、まずは塩・胡椒のシンプルな味で、ウルグアイ産アンガス牛のテンダーロインの肉の旨みと芳醇な香りを感じ取っていただくことをお勧めしたい。
最初から最後まで、塩と胡椒だけで肉の旨みを堪能するもよし、沖縄ステーキではセルフで複数あるお好みのソースをかけて楽しむというスタイルもあるので、途中で味の変化を楽しみたい方はそちらも試していただきたい。沖縄ステーキでは昔から英国由来のA1ソースを使用するのが定番だが、ウルグアイ産アンガス牛のテンダーロインはそのソースとの相性も抜群だ。スパイシーなトマトベースのソースが先味でインパクトを与えつつ、その後ウルグアイ産アンガス牛の深い旨みが後味の余韻を残す。絶品である。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_5973.jpeg)
なお、テンダーロインステーキと双璧人気の特上サーロインステーキにもウルグアイ産アンガス牛が使用されている。こちらは適度な脂がのりつつも、自慢の赤身の旨さが口の中で混ざりあう逸品である。
長年地元沖縄県で愛され、いまや沖縄県から日本全国へ店舗が拡大しているステーキハウス88。「良品質な肉を、美味しく調理し、いかにリーズナブルに提供できるか」という揺るがないコンセプトを掲げている同店がメインメニューに使用しているウルグアイ産ビーフをぜひ堪能していただきたい。
![](http://uruguaybeef.jp/wp-content/uploads/2023/06/FullSizeRender-7-4.jpeg)
ステーキ88 辻本店
所在地:沖縄県那覇市辻2丁目8番21号
電話番号:098-862-3553
メニュー(辻本店):https://s88.co.jp/images/tsuji_menu.pdf
公式HP:https://s88.co.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/88tsuji88
公式Instagram:https://www.instagram.com/steakhouse88/?hl=ja
文章/小関咲穂(uruguaybeef.jp 編集部) 取材/渡辺恵伶奈(uruguaybeef.jp 編集部)構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.)